ブログリニューアルからしばらくたちましたが、ようやくプログラミングについての記事です!おまたせしました!
★さて、みなさんはプログラミング絵本「ルビィのぼうけん」をご存知でしょうか?
『クラウドファンディングのKickstarterでまず資金を募り、発表からたった3時間強で目標金額の$10,000を達成。その後、Kickstarter の中でもっとも資金を集めた絵本(http://www.shoeisha.co.jp/book/rubynobouken/)』です。
★さて、みなさんはプログラミング絵本「ルビィのぼうけん」をご存知でしょうか?
『クラウドファンディングのKickstarterでまず資金を募り、発表からたった3時間強で目標金額の$10,000を達成。その後、Kickstarter の中でもっとも資金を集めた絵本(http://www.shoeisha.co.jp/book/rubynobouken/)』です。
【絵本を読みながらプログラミング能力が自然と身につく】
そんな魔法のような絵本だと思われている方がいるかもしれません。
…残念ですが、それは期待はずれにおわってしまうかも…。
もちろんこの本は「画期的でとてもおもしろく良い本」なのは間違いありません。
でも、プログラミング教育を考えているあらゆる人に向いているかというと、そうとは言いきれないのです。
★そこで今回は
・プログラミング教育とはそもそもなにか
・「ルビイのぼうけん」はどんな位置づけなのか
・このブログでは今後こども向けプログラミングをどう取り扱っていくのか
を書きます。
を書きます。
まず、「ルビィのぼうけん(以下本書)」に対して「保護者はどんな点が期待はずれだったのか」
を知るべく、Amazonの評価を見てみることにしました。
あえてマイナス面を見ることで、開発者(教育側)と保護者のすれ違いがはっきりしますし、プログラミング教育の問題点もわかるのではないかと考えたからです。
★以下Amazonの低評価レビューを抜粋します。
・親に理解がないと実践は難しい
・(絵本といえど)小学生からが対象
・(原作が海外なので)すごくわかりにくい。
・プログラミングを学ぶことを通して身につけたいことであって、プログラミングを学ぶ前に取り組むことではないと思う
興味深かったのが最後のレビュー。
これは「プログラミング」をどうとらえているかの意識に違いによるものだと思います。
下記の図をご覧ください。
ととらえていると、図のAのフローになるのではないでしょうか?
プログラミングを【子供の成長ツール】の一つとして考えているパターンですね。
一方、この本や私を含むエンジニアが考えているプログラミングとは、図のBのフローになります。
プログラミングは【開発のツール】であり、
プログラミング(開発)の前段階として、「論理的思考能力」や「ひらめき力」などの「プログラミングの基本の考え方」があるという認識です。
★本書に触れるときは、Bのフローのうち「プログラミングの基本の考え方」にあたることを、まず押さえるとわかりやすいでしょう。
もちろんプログラミング(開発)をこなしていけば、その過程で論理的思考能力は磨かれていきます。
★図にするとこんなイメージが理想ですね。
でも…まだなんだかプログラミングに傾倒してしまうオタクのイメージがあるでしょうか?(笑)
先ほども書いたように「プログラミングは【開発のツール】」です。
あくまで社会を生きるための一つの道具です。プログラミングはきっかけの一つ!
★理想はこんなサイクルのイメージです。
先ほども書いたように「プログラミングは【開発のツール】」です。
あくまで社会を生きるための一つの道具です。プログラミングはきっかけの一つ!
★理想はこんなサイクルのイメージです。
そこで得た思考力で社会的問題に関心を持つこと、
そこから社会貢献をすること、問題解決をはかり、さらに思考力を磨くこと
…そんな風に成長していって欲しいなぁと、私は考えています。
ですので、私がお伝えしたい”「プログラミング教育」のゴール”はこのサイクルと思ってください^^
でも息子はまだ3歳(笑)
これを読んでいる方のお子さんも未就学児が多いと思います。
★では実際に今なにができるか?
それがこの黄色でモクモクしたプロセスです。
(図中央の「プログラミング開発」と重なる要素もあるのですが、
イメージとして
・プログラミング開発→小学生以上がパソコンをつかってアプリを作る
・プログラミング教育→未就園児からできる基礎教育
ととらえていただければよいと思います(あくまでこのブログでの位置づけです)。)
前置きが長くなりましたが、
これからこのブログでは、
「ルビィのぼうけん」をベースにプログラミング教育を連載していきたいと思います☆
・親に理解がないと実践は難しい?
→現役エンジニアがわかりやすく噛み砕いておつたえします
・(絵本といえど)小学生からが対象?
→よくかみくだけば2歳からでも大丈夫です
・(原作が海外なので)すごくわかりにくい?
→日常のわかりやすいイメージで(時にはアンパンマンやトーマスをつかって)お伝えします
これを機に、プログラミングに興味をもっていただけたら嬉しいです。
もちろん引き続き日常のブログも書いていきますね。
最後に「ルビィのぼうけん」原作者と翻訳者からの直筆メッセージをどうぞ☆
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by hm2013
| 2017-06-15 14:00
| プログラミング教育であそぶ